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PINK FLOYD / The Dark Side of the Moon

PINK FLOYD / The Dark Side of the Moon
Release : 1973
Label : EMI

世界が誇る英国産プログレッシヴ・ロックバンド、PINK FLOYD の 8th アルバム。邦題 : 狂気。


#1、壮大なる哲学抒情詩への序章。 #2、宇宙を表現したであろう SE 。 #3QUEEN っぽいコーラスが印象的。David Gilmour の哀愁の中に潜む狂気を表現したかのようなソロが素晴らしい。 #4、浮遊感のある空間の中で、狂気の如くのシャウトをする女性ゴスペル Vo は鳥肌モノ。 #5、レジスターの音でリズムを作るという凄まじい発想には驚愕せざるを得ない。 #6、戦争をテーマにした曲。Sax のアレンジが素晴らしい。浮遊感のある唄メロも流石。 #7、インスト。次の “Brain Damage” への布石。 #8、サビメロでの哀愁はこのアルバムの中で最も説得力があるというか…強力だ。 #9、#8 からの繋がりが神懸かってるね。


この世のどことも分らない宇宙空間に放り出され、精神はトランス状態になり、鳥肌が立ち、心臓の鼓動すら制御できない。”人間に潜む狂気” を “月の裏側” というメタファーによって取り込むことで作られた歌詞の哲学、そして浮遊感と狂気を合わせ持つメロディ・・・。言葉では言い表せない程の何かがある。人類史上最高クラスの芸術。

評価:100

PINK FLOYD / The Division Bell

PINK FLOYD / The Division Bell
Release : 1994
Label : Sony

プログレ・ロックの最高峰、PINK FLOYD の 14th アルバム。


#1、インスト。 #2、曲の最初から David Gilmour の泣きのギターが・・・。これ最高。哀愁の唄メロも素晴らしいね。 #3、これまた、哀愁の唄メロと泣きのギターがいいね。 #4、インスト。泣きのギターが最高。胸が締め付けられる・・・。 #5、邦題:壁が崩壊した日。哀愁の唄メロを奏でる Gilmour の渋い歌声と泣きのソロが素晴らしい。泣ける。 #6、ブラスの奏でる哀愁メロとコーラスが絡むサビも素晴らしい。が、なんと言っても泣きのソロでしょう。 #7、#6 までの哀愁が引き、清々しい空気を運んでくる曲。こういうのもいいね。 #8、哀愁のギターが活躍する前半が美味しい。後半はちょっと POP 過ぎかも。 #9、人の声のようなギターの音が凄いわ。表現力がそこいらのバンドとはケタ違いだ。 #10、#7 に近い清々しい曲だが、内容は暗い。 #11、個人的に PINK FLOYD で一番好きな曲。絶望的なまでに暗いメロディとエンディングの壮絶な泣きのギターソロ。今まで聴いてきた曲の中でも TOP5 に入るね。最高。悶死。神曲。最後、フェードアウトしていくんだけど「頼むからこのまま永遠に終わらないでくれ」と聴く度に思ってしまう・・・。


確かに “狂気” など過去の名盤と比べるとアルバム全体の印象は薄いのかもしれない。しかし、Roger Waters の哲学的な曲・詞世界よりも David Gilmour のギターが好きな人にとっては素晴らしい名盤なのだと思う。#11, High Hopes なんて、素晴らしすぎて頭から一寸たりともメロディが離れない。

評価:96


Links of Uranus
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