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BIBLEBLACK / The Black Swan Epilogue

BIBLEBLACK / The Black Swan Epilogue
Release : 2009
Label : Spiritual Beast

スウェーデンの暗黒様式ギタリスト Mike Wead (KING DIAMOND) 率いる BIBLEBLACK の 1st アルバム。


#1:ダーク・クラシカルなインスト。 #2:スラッシュ的なヴァースから劇的暗黒様式美に変わるサビメロが素晴らしいとしか言いようがない。 #3:トライトーンの醸し出す陰鬱でダークな雰囲気が堪らないね。 #4EMPEROR のスローパートを彷彿させるブラック・メタル風味が素晴らしい。 #5:ソロパートがやヴぁいわ。漆黒の美しさだな。 #6:インスト。曲のどこをとっても暗黒美一色。 #7:要所でのクリーン Vo が印象的だね。それでいて他と変わらぬダークさもある。 #8:これは反則。スウェーデン産特有のウェット感のあるメロディを支える暗黒の美旋律が絶妙である上に、哀愁の唄メロまで飛び出し、ワウ半止めサウンドでの泣きのギターソロ、ここまでやられたらもう…。 #9BEATLES のカバー。なかなか面白いアレンジでいいね。


ギタリスト中心のバンドだけにギターサウンドが前に出てシンガーの出番も多くない。だが、それが功を得て暗黒の美旋律がこれでもかと押し寄せてくる。唯一の問題は、バンド名を検索しても結果は同名のエロアニメが大半だということだな…。本人たちは知る由もないだろうが。

評価:96

PINK FLOYD / The Division Bell

PINK FLOYD / The Division Bell
Release : 1994
Label : Sony

プログレ・ロックの最高峰、PINK FLOYD の 14th アルバム。


#1、インスト。 #2、曲の最初から David Gilmour の泣きのギターが・・・。これ最高。哀愁の唄メロも素晴らしいね。 #3、これまた、哀愁の唄メロと泣きのギターがいいね。 #4、インスト。泣きのギターが最高。胸が締め付けられる・・・。 #5、邦題:壁が崩壊した日。哀愁の唄メロを奏でる Gilmour の渋い歌声と泣きのソロが素晴らしい。泣ける。 #6、ブラスの奏でる哀愁メロとコーラスが絡むサビも素晴らしい。が、なんと言っても泣きのソロでしょう。 #7、#6 までの哀愁が引き、清々しい空気を運んでくる曲。こういうのもいいね。 #8、哀愁のギターが活躍する前半が美味しい。後半はちょっと POP 過ぎかも。 #9、人の声のようなギターの音が凄いわ。表現力がそこいらのバンドとはケタ違いだ。 #10、#7 に近い清々しい曲だが、内容は暗い。 #11、個人的に PINK FLOYD で一番好きな曲。絶望的なまでに暗いメロディとエンディングの壮絶な泣きのギターソロ。今まで聴いてきた曲の中でも TOP5 に入るね。最高。悶死。神曲。最後、フェードアウトしていくんだけど「頼むからこのまま永遠に終わらないでくれ」と聴く度に思ってしまう・・・。


確かに “狂気” など過去の名盤と比べるとアルバム全体の印象は薄いのかもしれない。しかし、Roger Waters の哲学的な曲・詞世界よりも David Gilmour のギターが好きな人にとっては素晴らしい名盤なのだと思う。#11, High Hopes なんて、素晴らしすぎて頭から一寸たりともメロディが離れない。

評価:96

SEVENTH WONDER / Mercy Falls

SEVENTH WONDER / Mercy Falls
Release : 2008
Label : Lion Music

スウェーデン産 Melodic Progressive Metal Band, SEVENTH WONDER の 3rd アルバム。


#1:クラシカルなインスト。何か事故があったみたい。そんで誰かが瀕死だと・・・。 #2:コンセプトの始まりを告げるインスト。期待感が高まる。 #3:プログッシヴな展開にここぞとばかりに押し寄せるキャッチーなメロディの嵐・・・。DREAM THEATER を彷彿させるリズムも美味しい。 #4:素晴らしいとしか言いようがない。中間のアコースティック・パートも絶妙だ。 #5:美しい調べのバラード。小曲なのが勿体無いくらいだ。 #6:当然のごとくキャッチーな唄メロが素晴らしい。メリハリのあるギターソロも曲の一部として見事に溶け込んでいる。 #7:#5 に同じ。 #8:劇メロの洪水だ。唄メロが全部良い。 #9Metropolis Pt.2 を彷彿させる展開が Good! #10:緊張感のあるインスト・パートが素晴らしいね。 #11:ギター、いいメロディ弾くなぁ・・・。上手くテーマを絡めてくるのも上手いね。 #12:これまた DREAM THEATER を彷彿させる。(ってそれも当然なのだが・・・。引用とかじゃなくて雰囲気が似てるんだよね。) #13One Last Time へのオマージュか? アコースティックな伴奏の上でストーリーが語られる。 #14:これも DREAM THEATER への・・・。過去と現在が行き来するのを描いた (のだと思う) インスト。 #15:アルバムのエンディングにしてハイライト。


程よい ( DREAM THEATER よりしつこくない ) プログレッシヴ感と異常なまでにキャッチーなメロディが絶妙に融合した名盤。同タイプのバンドの名を出すなら CIRCUS MAXIMUS かな。けど、それよりもより洗練されてるね。コンセプト自体の出来は翻訳を読んでないし半分くらいしか理解してないが、このサウンドを聴けば誰しもそう思うだろう。俺には何故日本盤が出ないのか全く理解できないよ。日本盤のリリースと来日、そして次のアルバムに期待して評価は高めで。

評価:96


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