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PAIN OF SALVATION / The Perfect Element Pt. I

PAIN OF SALVATION / The Perfect Element Pt. I
Release : 2000
Label : Marquee

スウェーデンの陰鬱プログレッシヴ・メタルバンド PAIN OF SALVATION の 3rd アルバム。


#1、イントロから陰鬱暗黒ワールドが広がっている。ほぼラップ状態の唄メロから哀愁漂うサビメロへの転調は素晴らしい。テンポチェンジもスリリングで最高。 #2、レトロな雰囲気もさることながら、背景を飾っている陰鬱コードに万歳。 #3、イントロのオルゴールで、すでに悶え気味(笑) ただ、イントロだけでそれ以降はそれほど面白くもなかった。 #4、Voの人、役者だなぁ、と。QUEENSRYCHE 以来にそう思った。 #5、中盤で表打ちになるとこからギターソロに雪崩れ込んでいくとこなんかガッツポーズもの。 #6、キーボードとギターとのユニゾンがやばい。その後にピアノが出てきてクワイア入るなんて反則だろ。 #7、ちょっとオシャレなレストランでパスタでも食べながら聴きたい曲。クラシカルなギターがいいね。 #8、先の読めないサスペンスみたいな曲。この独特の世界観が素晴らしいね。 #9、キャッチーなリフがちょっと彼ららしくないな。 #10、#9のフェードアウトを引き継いでるのが美味いアンディアだ。古典的なギターメロもいいよ。 #11、演歌気味なギターが印象的なインスト。 #12、アルバムタイトルを冠する曲。アグレッシヴな中にも時折美しいメロディを配している。 #13、ボートラ。低音が右に集りすぎてて違和感があるインスト。


陰鬱プログレメタルの最高峰。少々敷居が高いかもしれないが、プログレが聴けて、尚且つダークな曲調が好きならば聴いておいて損は微塵もない。 DREAM THEATER / Images And Words と双璧をなす素晴らしいアルバムだと思う。

評価:91

PAIN OF SALVATION / Scarsick

PAIN OF SALVATION / Scarsick
Release : 2007
Label : Marquee

プログレッシヴ・メタルバンド PAIN OF SALVATION の 6th アルバムにして、名盤 The Perfect Element Pt.1 の続編。


#1、ラップやら民族音楽やら・・・。 #2、哀愁の感じられるアレンジはいいんだが、このラップは厳しいとしか・・・。 #3、絶望的なまでに暗い。この陰鬱さに赤ちゃんの声はある意味反則。 #4、また、面白い方向性だな。カントリーみたいになるサビが美味しい。 #5、キラーチューン、と言うよりも凄まじくインパクトのある曲だ。 #6、クラシッック・ギター曲のようなバッキングが面白い。 #7、言葉では表現できません。これは何だ? #8、ヒーリング・ミュージックの間逆を行くかのような音。 #9、意味不明な空間に放り込まれたような難解な唄メロがいいね。 #10、70年代プログレッシヴ・ロック風。


今作は特に PINK FLOYD っぽい。ヘヴィなギターが入らない時の浮遊感はまさにソレだし。前はもう少し聴きやすかったんだけど、他ジャンルの模倣もあってか幾分取っ付きにくくなった。まぁ、それがプログレってもんなんだろうけど。・・・これを書いたのは5週目、かな。もっと聴き込まないと理解できないっぽいです。

評価:51

PAIN OF SALVATION / Road Salt One

PAIN OF SALVATION / Road Salt One
Release : 2010
Label : Inside Out

スウェーデン産プログレッシヴ・ロック・バンド PAIN OF SALVATION の 7th アルバム。


70年代のプログレを彷彿させる #1. No Way,初期 PINK FLOYD の浮遊感を見事に再現した #2. She Likes to Hide,死者を弔うレクイエムのような #3. Sisters,究極のプログレッシヴ・ロック・ワルツ、#6. Sleeping Under the StarsOPETH / Damnation を彷彿させる陰鬱さが素敵過ぎる #7. Darkness of Mine,唄メロの裏で奏でられるアルペジオが堪らない #8. Linoleum,アルバム中最も HR 色が強くキャッチーな唄メロが美味しい #9. Curiosity,哀愁のキーボード・サウンドがやヴぁ過ぎる #10. Where it Hurts,ハモンドと唄のみだが、逆にそのシンプルさが美味しい #11. Road Salt,浮遊感とテンポの妙が見事に融合した #12. Innocence

CDをトレイに乗せ、三角形のボタンを押し、スピーカーから聴こえてくる究極の独創性に身を委ねれば、一瞬にして PoS ワールドに旅立つ事が出来る。始めて PINK FLOYD / The Dark Side of the Moon を聴いたあの時のように…。

評価:93

PAIN OF SALVATION / Road Salt Two

PAIN OF SALVATION / Road Salt Two
Release : 2011
Label : Century Media

PAIN OF SALVATION の 8th アルバム。


前作 Road Salt One の続編なので、サウンド的な変化はない。新作は Metal っぽさが上がるとかという噂があったようだが、前作同様 70’s プログレッシヴ・ロックをモダンにしたような音だ。

コンセプト・アルバムらしくインスト #1. Road Salt Theme で始まり、そのテーマ・メロディを軸に展開する #2. Solftly She Cries,ブルージーなリフが印象的な #3. Conditioned,リュートかシタールのような弦楽器の裏でドコドコ叩きまくる #4. Healing Now,民謡調メロが堪らない #5. To the Shoreline,優しいメロディを軸に民謡メロを奏でる笛が悶絶必死の #7. 1979,変拍子リフを中心にした8分越えのプログレ・チューン #11. The Physics of Gridlock,そしてコンセプトを締めくくるインスト #12. End Credits で幕を閉じる。

全ての曲に隙がなく、全てが必然。前作の様な PINK FLOYD 的浮遊感がなくなったのは残念だが、聴く度に新たな未開の音楽への旅へと導いてくれるこの音楽性こそが PAIN OF SALVATION の魅力なのであろう。

海の向こうでは OPETH とツアーしてるらしいが、何故そのまま一緒に来てくれないのか!!

評価:94


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