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LAST AUTUMN’S DREAM / Winter in Paradise

LAST AUTUMN'S DREAM / Winter In Paradise
Release : 2005
Label : Marquee

Andy MalecekMikael Erlandsson 率いる LAST AUTUMN’S DREAM の 3rd アルバム。音質は改善されてます。


#1、ストリングスとピアノの綺麗なイントロから、叙情メロ炸裂のリフへの繋がりが素晴らしい佳曲。メロディもキャッチーで高感度は高い。 #2、シンセの使い方から 元FAIR WARNING 。他は特に面白みはないんだが。冬のスキー場とかだと合うかも。 #3、バラード。悪くないんだけど、もう少しソフトに唄ってくれればもっと良かったのかもね。 #4、Mikael のソロアルバムからのセルフカバー。 #5、判りやすいメロディなんだけどね。アレンジが単調でつまらん。 #6、日本のPOPバンド BEAGLE HAT のカバーらしい。原曲を聴いた事がないので比較できないが、QUEEN を彷彿とさせるコーラスが印象的。 #7、寒い夜にコタツに入ってるような微妙な温度を感じる曲。 #8、アルバムの中でも、特に目立つことなくひっそりとしてるバラード #9、80年代初頭をイメージさせるメロディがいい感じ。 #10THE RUSMAS をちょっと明るみに出したような。またフェードアウトなんですね。 #11、ボートラ。


前作と比べると、音質も曲の質も上がっているので、”II” で落胆しちゃった人も安心していいと思う。

評価:56

LAST AUTUMN’S DREAM / Saturn Skyline

LAST AUTUMN'S DREAM / Saturn Skyline
Release : 2006
Label : Marquee

FAIR WARNING との比較はそろそろやめてよ、と言いそうな LAST AUTUMN’S DREAM の 4th アルバム。


#1、いい感じのハードポップ。ギターソロの音が浮いてる気がする。 #2、キャッチーでシンプルな佳曲。ソロ裏のキーボードが耳障りなのがちょっとなぁ。 #3、”It’s Alright” 風の佳曲。 #4BON JOVI 風。 #5BACKSTREET BOYS みたいなメロディがアレ。 #6、ピコピコキーボードが・・・。 #7、こういうチャートの上位を狙ったようなバラード、Mikael は得意なんだろうけどね、狙いすぎてて逆に女々しいというか・・・。 #8、面白みのないバラード。 #9、POPS。ヘヴィでないリズムギターに動き回るベース、定番なドラム …etc 。 #10、イントロの哀愁ピアノまでは凄く良かったのに・・・。 #11、哀愁メロ盛り沢山でいいね。てか、この QUEEN 風のアレンジはいつになったら卒業するんでようね。 #12、無駄なボートラ。が、Andy Malecek のソロはこれが一番いいかも。


リードギターでしか参加しない Andy Malecek はゲスト扱いにしたらどうでしょうか? Mikael Erlandsson の新バンドという方がしくっりくる。相変わらずの Mikael の声を中心にした音作りだけど、もう少し Vo をソフトに録音できないかな・・・。Mikael、たまにシンバルと同化するんだよね (笑)

評価:56

LAST AUTUMN’S DREAM / Hunting Shadows

LAST AUTUMN'S DREAM / Hunting Shadows
Release : 2007
Label : Marquee

毎秋~冬に必ず新譜を出してくる律儀なバンド LAST AUTUMN’S DREAM の 5th アルバム。またもや Andy Malecek さんは曲作りに参加してません。


#1、特に大したことないメロディアス・ハード。 #2、浮遊感のあるポップでキャッチーな曲。 #3、カッコイイのは確かなんだが、ありきたり過ぎるメロディで萎え。 #4、狙い過ぎてる感が女々しいバラード。 #5、初期 BON JOVI タイプ。悪くない。 #6、Andy のブルージーなソロが美味しい。 #7、#1 に同じ。 #8、唄メロにまとわりつくソロが素敵過ぎ。 #9、#1 に同じ。 #10、#1 に同じ。 #11、日本人受けのよさそうな明快なハードポップ。FIREHOUSE のカバーかと思ってた…。 #12、日本人英国バンド提供のそれっぽい曲。


前作よりもシンバルとの同化が少ない Mikael Erlandsson、ベンベンベンベンやりすぎな Marcel Jacob、印象に残りもしないがソロだけ頑張ってる Andy …。いつもと一緒で安心して聴ける。だが、これは前作と何が違うのか?

評価:52

LAST AUTUMN’S DREAM / Dreamcatcher

LAST AUTUMN'S DREAM / Dreamcatcher
Release : 2009
Label : Escape Music

毎年恒例 (日本盤は 08 年リリース) LAST AUTUMN’S DREAM の 6th アルバム。


#1:一昔前の SF 映画風なインスト。 #2:哀愁の唄メロが素晴らしい佳曲。 #3:これまた哀愁のメロディが堪らない曲。 #4:後ろのアルペジオをなぞる様な唄メロがいいね。 #5:ヴァース、ブリッジと、溜めに溜めた後のとんでもない哀愁サビメロに昇天。素晴らしい。名曲だ。しかもエンディング・ソロがまた・・・堪らんわコレ。 #6:Burning Heart に通じるリフのメロディが秀才。 #7:韓国ドラマにでも使われそうなくらいの哀愁。まじかよ。 #8:明るいアップテンポの曲。 #9:古臭いシンセ・アレンジがいいね。 #10:これまた Burning Heart っぽいメロディが・・・。ネタ切れか? #11:地味。 #12:地味。 #13:リズミカルな曲。 #14:素晴らしいギターソロが聴けるバラード。ただ、弾いてるのは Andy じゃない・・・。


その生産性からか、同じような曲が詰まったアルバムをリリースしてきた彼らだが、やっと一歩踏み出た感じがする。予定調和とは言え、いいメロディーが多いのは強みだからね。ところで、もう元 Fair Warning の彼はスペシャル・ゲストとかでいいんじゃない?

評価:68

LAST AUTUMN’S DREAM / A Touch of Heaven

LAST AUTUMN'S DREAM / A Touch of Heaven
Release : 2010
Label : Escape

Marcel Jacob の死を乗り越えて制作された LAST AUTUMN’S DREAM の 7th アルバム。( 国内盤は09年リリース )


ソングライティングの要であった Marcel Jacob がいないにも関わらず、もこの楽曲の充実度は素晴らしい。泣きの哀愁ギターメロが涙を誘う #04. Candle in the DarkAndy Malecek (Gt/ex-FAIR WARNING) の真骨頂だし、 #07. Last Mistake からは悲しみを吹き飛ばすようなポジティヴなパワーが感じられる。ただ、やはり強力なのは Marcel を思って書かれたであろうアルバム最後の #14. Jenny’s Eyes だろう。QUEEN / The Show Mast Go On を彷彿させる劇的な哀愁メロにバンド史上最高クラスのギターソロ ( Burning Heart の時の Andy が戻ってきた! ) が “Marcel Jacob に捧ぐ” と唄っている。


不幸中の幸いか、今回 Andy も他のメンバーと一緒にレコーディングに参加したのもあってギターの貢献度が大きい。( 彼の起承転結の効いたソロは健在だった。 )
Andy もやっと合流できたことだし、これまで以上にバンドとして頑張ってもらいたいね。Marcel Jacob の為にも…。

評価:54

LAST AUTUMN’S DREAM / Yes

LAST AUTUMN'S DREAM / Yes
Release : 2011
Label : GMR Music

何だかんだで毎年アルバムをリリースしてる LAST AUTUMN’S DREAM の 8th アルバム。


理想的な哀愁HRの #2. The Sound of a HeartbreakQUEEN 風のコーラスが魅力的な癒し系バラードの #3. Another Night,ウェット感のあるメロディが心に染みる #5. If I Could Change the World,「やっぱ Andy いいね!」とついつい口走ってしまう良ソロが素晴らしい #9. Still Standin’ Where Ya Left Me,哀しみの中に感じられるポジティヴなエネルギーが印象的な #10. Kissin’ Goodbye My Tears,これぞ、Michael Erlandsson の真骨頂!な哀愁HR、#11. Survivor

前作のような強力無比なキラーチューンはないものの、いつも通り高品質な曲が並ぶ。特に #2 や #11 はいかにもな哀愁ナンバー。ファンの期待を裏切らない良いアルバムだ。

評価:73

LAST AUTUMN’S DREAM / Nine Lives

LAST AUTUMN'S DREAM / Nine Lives
Release : 2012
Label : GMR Music

秋冬の風物詩 LAST AUTUMN’S DREAM の 9th アルバム。


暖かみのあるメロディとハードさが混在したオープニングに相応しい #1. In a Perfect World,ウェットなメロディが胸を締め付ける #2. Nine Lives,爽やかな哀愁メロで軽快にドライヴする #5. Golden CageAndy Malecek の見事なエンディング・ソロが聴ける #6. All I Can Think OfJeff Scott Soto がゲスト参加し、どう考えても Mikael Erlandsson の存在感を薄めてる #8. The Last to Know,抜群の哀愁メロと絶妙に構築されたソロが素晴らしい #10. We Never Said Goodbye,アルバムのエンディングに相応しい優しいバラード #11. Don’t Let Love Fade Away

今回も抜群の安定感。ただ、気になるのはダダ濡れ哀愁ハードロック路線からハード・ポップ路線に変わってきたような…。もしかしたらまだ悲しい曲を書くのに躊躇してるのかとも考えてしまうが、胸を締め付けられるような (Going Home,Silent Dream,Jenny’s Eyes みたいな) 曲が聴きたいんだけどね…。

評価:63

LAST AUTUMN’S DREAM / Ten Tangerine Tales

LAST AUTUMN'S DREAM / Ten Tangerine Tales
Release : 2013
Label : Bad Reputation

もはやスタジオ・バンド化してる LAST AUTUMN’S DREAM の 10th アルバム。


キャッチーな唄メロが爽やかな哀愁とともに駆け抜ける #2. Pickin’ Up the Pieces,夕暮れ時のドライブに良さそうな #4. For You,80s アメリカの青春映画みたいな #6. I Will See You Thru,哀愁メロディの染みわたるパワー・バラード #7. When I Found You,ニューヨーカーが雨の中颯爽と歩いているかのような情景を思わせる #9. New York Rain,優しいメロディのバラード #11. My Final Love Song

ズブ濡れ哀愁ハードロック路線からほんわか AOR 路線に。優しいメロディが多く、心が温まってしまうアルバムだ。これはこれで良いんだけど、どうも求めてるのとは違う気がするんだよなぁ…。

評価:65


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