KIKO LOUREIRO / Sounds of Innocence

KIKO LOUREIRO / Sounds of Innocence
Release : 2012
Label : Victor

Kiko Loureiro (Gt/ANGRA) の 4th ソロ・アルバム。


Kiko 印のブリッジミュートを駆使したスタッカート・リフが印象深い #2. Gray Stone Gateway,プログレッシヴなメロディと頻繁にハイ・センスの外したリズムが素晴らしい #3. Conflicted,彼らしいメロディ運びと若干ミニマルな展開が美味しい #4. ReflectiveKiko のギターよりも Virgil Donati (Dr/PLANET X) の常軌を逸した(誉めてる)フィルインが凄まじい #5. El Guajiro,変態曲(←誉めてます)のあとの耳休めに丁度いいメロディアスな #6. Ray of Life,変態リズムとジャズ・フュージョン系のメロディが絶妙な調和を生み出す #7. The Hymn,#5 と同様、もはや Kiko が脇役のようにすら感じる #9. Twisted Horizon,アルバムのラストを飾る優しい音運びの #10. A Perfect Rhyme,そして、なぜこれ(リードギターレス・バージョン)を収録したのか不思議な #11. Conflictd (Playback Version)

Kiko Loureiro のオリジナリティ溢れる “ブラジリアン・ジャズ・フュージョン meets メタル” なメロディは、それだけを抽出するなら複雑さやプログレッシヴさの割には比較的聴きやすく、時に心地よさすら覚えるくらいなのだが、そこに Virgil Donati の超絶変態リズムが加わることでより前衛的に聴こえ、且つ洗練された音の波となって流れてくる。そして聴くたびに新たな発見ができる。

Kiko の超絶プレイが凄いのはわかってたけど Virgil Donati の凄まじさは改めて再確認したわ。ただ、その分このアルバムの敷居も高~くなってるのは間違いないな。

評価:64


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