- 1988.03.18 : BLIND GUARDIAN / Battalions of Fear
- 1992.06.29 : BLIND GUARDIAN / Somewhere for Beyond
- 2006.08.30 : BLIND GUARDIAN / A Twist in the Myth
- 2010.08.05 : BLIND GUARDIAN / At the Edge of Time
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BLIND GUARDIAN / Battalions of Fear
Release : 1988
Label : Victor
BLIND GUARDIAN の 1st アルバム。
#1、スラッシュ・メタル風のリフ、というか初期 HELLOWEEN を彷彿させる。 #2、唄メロが微妙すぎだが、スラッシーな曲調はなかなか。 #3、インスト。 #4、#3 から繋がる “Halloween” な曲。 #5、暑苦しいコーラス・ワークがいい感じ。 #6、HELLOWEEN / Murderer みたいな曲。Hansi Kursch の Vo も少なからず Kai Hansen を彷彿させるから・・・。 #7、キャッチーな唄メロが魅力的。最後のサビ裏のソロもなかなか。 #8、新世界から / 第4楽章 のメロディを冠したインスト。あどけないツイン・リードが微笑ましい。 #9、クラシカルなギタープレイが耳を惹くインスト。
初期 HELLOWEEN に代表されるような攻撃的なサウンドだ。今後彼らが歩んでいく音楽性を踏まえてた上で聴くと面白いかも。にしても Hansi Kursch の Vo は Kai Hansen にソックリだなぁ・・・。
評価:26
BLIND GUARDIAN / Somewhere for Beyond
Release : 1992
Label : Victor
ドイツのベテラン BLIND GUARDIAN の 4th アルバム。
#1、必殺仕事人のテーマをアコースティックアレンジしたかのようなイントロ。 #2、ジャーマンメタル全盛期に量産されたであろう連打系リフ。個人的には少々退屈な曲だなぁ。 #3、1分位のちょっとしたピアノのバラード。 #4、クサい!クサい!けど「・・・なんでそこでギターソロに入るんですか?」イントロの壮大なイメージをぐんぐん引き継いが劇メロチューンだと思ったのに。残念だ。 #5、#1 のイントロに近いアコギパートから、なんとも微妙なミドルに・・・。サビメロだけは緩やか系飛翔感があっていいんだけどね。 #6、サビメロが典型的なブラガの曲。裏を返せば面白みがな言って事。 #7、Pt.1 は平淡。Pt.2 も平淡。 #8、アラビア系、インド系、コブラ派。インストだが、最後の方はうざったく感じました。15秒位ならいいのに。 #9、Aメロ後のギターメロが良い。その後サビまで面白くない。民謡調メロが面白くて良いかな。 #10、Hansi、こういう曲くらい吐き捨てる唄い方やめればいいのに。 #11、煮え切らない唄メロが印象的。ギターメロのセンスがいいだけに勿体無い感じがする。 #12、本編のよりも全然いい!なんでこっちを本編に入れなかったのか!?謎杉。
楽曲自体はそれほど悪いとは思わないんだけど、全体的に唄メロがつまらなすぎ。もうちょっと魅力的な唄メロができないものか・・・。しかもそれでいて Vo が浮くから上手く聴こえない。もう少し唄メロをデスメタルに近づけるか、曲全体をクワイアで飾り立てるとか。オーケストレーションで粗を隠すのでもいいけどね。とにかくこのままじゃB級なのを隠せないんで、そこが課題なんじゃないかと。
評価:45
BLIND GUARDIAN / A Twist in the Myth
Release : 2006
Label : Victor
ドイツの老舗ファンタジック・メタルバンド、BLIND GUARDIAN の 8th アルバム。初回版入手。
#1、バンドの持つアグレッシヴな部分とケルティックな部分が共存している曲。前作の “Battlefield” を彷彿とさせるが、メロディがいまいち。 #2、前作の音楽性はそのままに、それをさらにモダンにしようとしているのだろう。 #3、このファンタジーさこそ BLIND GUARDIAN だ。と言いたくなるようなイントロなのだが・・・。イントロだけか。 #4、シングルにもなった佳曲。ある意味前作からの順当進化だと思う。 #5、大仰でファンタジックという、モロ・ブラガ節ではあるものの、つまらないメロディの羅列にしか聴こえない。 #6、変則リフは面白いが、それ以外はかなり微妙。 #7、つまらな過ぎて最後まで聴くのが辛い・・・。 #8、#7 に同じ。 #9、ケルティックなアコースティック・バラード。オーケストレーションは流石の一言。 #10、#7 に同じ。 #11、#7 に同じ。 #12、イントロとアウトロ “だけ” はいい。 #13、#4 の別バージョン。食玩レベル。
素晴らしいアートワークに飾られたはいいが、中身が全くそれに比例していない。枯渇したのかネタ切れなのかは判らないけど、3rd を最高傑作だという新ドラマー Frederik Ehmke が次作の作曲にどう影響してくるかが鍵かな・・・。そうそう、クワイアに DREAMTIDE の Olaf Senkbeil (Vo) が参加してるけど、どうでもいいか。
評価:23
BLIND GUARDIAN / At the Edge of Time
Release : 2010
Label : Nuclear Blast
BLIND GUARDIAN の 9th アルバム。
生オーケストラを導入した #1. Sacred Worlds,初期を彷彿させる #2. Tanelorn,インパクトのあるサビメロが美味しい #4. Ride Into Obsession,彼らのケルティック・サイドが遺憾なく発揮された #8. War of the Thrones,アルバム中最高の “サビメロをシンガロングしたい度” を持つ #9. A Voice in the Dark,”グリーグ/山の魔王の宮殿にて” 風のメロディも楽しめる圧巻の大曲 #10. Wheel of Time 。
メタリックさは減衰するけど、生オケが入ると曲の壮大さは増すね。RHAPSODY OF FIRE は生オケよりもパワー・メタルらしさがあった方が良いように思えたけど、BLIND GUARDIAN は断然生オケがいいね。いやぁ、ここ数作の中ではダントツでいい出来だ。
評価:77