STRATOVARIUS / Nemesis
Release : 2013
Label : Eagle Rock
Jorg Michael の後任に Rolf Pilve (Dr/STATUS MINOR) が加入し、平均年齢がまた若返った STRATOVARIUS の 14th アルバム。
アップテンポにドライヴし、ギターとキーボードのテクニカル・ソロ・バトルが聴ける #1. Abandon,いかにも北欧っぽい音色のキーボードとパワフルなバッキングでメロディアスな唄メロを飾る #2. Unbreakable,モダンに始まってサビで重厚なクワイアを聴かせる #3. Stand My Ground,トランス風のキーボード・アレンジとキャッチーでポップな唄メロの調和が絶妙な #4. Halcyon Days,透明感のあるイントロが北欧らしいメロディック・メタルな #5. Fantasy,ゆっくりとネオ=クラシカルな調べを聴かせてくれる #7. Castles in the Air,テンポとザクザク刻むバッキングの対比が面白い #8. Dragons,いかにも北欧産っぽいバラード #10. If the Story is Over,シンプルなパワーメタル #11. Nemesis 。
Timo Tolkki 脱退以降はバンド名が同じだというだけで違うバンドだと思ってきたけど、今回それがやっと鮮明になった感じがした。ツーバスをドコドコしながら疾走する曲が(本編に)1曲もないのが少し悲しい気もするが、これで Tolkki の呪縛からはほぼ解放されたと言っていいような気がする。願わくば、この変化が SONATA ARCTICA と同じにはなならいよう祈るのみ。
メロスピ・ファンが喜びそうな裏打ち疾走曲はボートラの Kill it with Fire だけなようなので、そっちが聴きたい方は日本盤を。iTunes でも「アルバムのみ」扱い。
評価:74