HELLOWEEN / The Time of the Oath

HELLOWEEN / The Time of the Oath
Release : 1996
Label : Victor

前作にて新しい HELLOWEEN スタイルを確立した。そしてこれは、ノストラダムスの大予言をコンセプトに作られた 7th アルバム。


#1、変な口笛のお遊び的なイントロが印象的なこの曲は純粋なセックスをテーマにした曲。 #2、JUDAS PRIEST 風の馬鹿っぽい歌詞が楽しい。唄メロが面白くないけど、これが限界なのかな。 #3、ある意味コンセプト通りの曲。Bメロで裏メロベースが強調されるのは好きだが、これもサビメロが煮え切らない。 #4、典型的HELLOWEENな方向性のメロディアスな曲。 #5、Andi渾身のバラード。恐らく#3と共にアルバムの中核を支えると思われる曲。 #6、少々デス声風味のAndiが聴けるAメロがいい感じ。大人しくなるBメロも展開的に面白い。 #7、Uli 作曲のメロディアスなミディアムチューン。こういう曲が書けるならどうしても GAMMARAY に残って欲しかった、と思ってしまう。 #8、歌詞が面白いAndiの曲。Andiらしさが伝わってくるね。まぁ、それだけでしかないんだが。 #9、唄メロがつまらない。最後らへんのドラムはタイトでかっこいいね。 #10、長い割りに早送りポイントが多すぎる。生ぬるいサビメロもWeikathとは思えない。さらに、ふざけてるかのようなギターソロも厳しい。 #11、Weikathはどうしちまったんだ!と思わざるを得ない。 #12、Grapow 入魂のタイトルチューン。ダークな雰囲気を出す、いかにもノストラダムスな曲。 #13、Bonus Trackだが、Weikathの駄曲よりは全然いい仕上がりだ。 #14、Bonus Track。印象的なドラムソロから始まるメタルというよりハードロックした曲。


本来 Weikath が書くべきメロディアスな疾走曲をAndiが書き、Grapow、Uli の両者も素晴らしい作曲能力を見せてくれている。問題は Weikath。Power 以外の曲が全くと言っていいほどに魅力を感じない。他人の首を切っといて自分はこれじゃぁね。まぁ、全体的なバランスは取れてるし悪いアルバムだとは思わないけど、何かふに落ちない点が沢山あるアルバムでもあるね。

評価:67


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