HELLOWEEN / Keeper of the Seven Keys Part 2

HELLOWEEN / Keeper of the Seven Keys Part 2
Release : 1988
Label : Victor

なぜキーパーメタルと言われ、奉られるのか?このアルバムにはその由縁がびっしりと詰まっている。HELLOWEEN 黄金期を飾る最高峰のアルバム。


#1、前作の Initiation よりも期待感が踊らされる素晴らしいインスト。 #2、アルプス一万弱。 #3、他の名曲に隠れてしまっているが、十分佳曲となりうる。 #4、パンクに近い。とはいっても彼ららしいお遊び心に溢れた名曲。馬鹿っぽい。こういう曲が作れるのも彼らの強みだろう。 #5、#4同様遊び心が感じられる。 #6、Kiske のペンによる曲だが、凄く演歌っぽい。特に間奏において顕著だ。 #7、Kaiによる珠玉の名疾走曲。プログレッシヴな展開しかり、アレンジにおいて最高級の力を発揮した名曲だといえよう。 #8、パーティーチューン。ウィー。 #9、私をHR/HMの世界に引きずり込んだ曲。メタルとは思えないほど全編キャッチーなメロ、パーティ性のあるサビ、その全てに心を奪われた。Kiske の超ロングビヴラートハイトーンは必須。後に Halford にギターソロをパクられるという名誉な事も(笑) #10、本作において、最も秀でているといっても過言ではない。Weikath の最高傑作だと私は思う。彼は今後、これ以上の曲を書いていないと思っている。全てのパートに及ぶドラマチックな展開は無理やりさを感じさせないし、まさに完璧な出来だといえる。サビ裏のコーラスが一段も二段も曲を引き立てている。


前作から何が繋がっているのか?そんな疑問は隅っこに置いておくとして、全ての曲で別な方向性であるという点。これは最も評価すべきである。ちなみに、右のセットリストは完全版のものになっています。購入を考える人は、Pt1と2が同梱されている完全版か再発リマスタ版を購入しましょう。

評価:87


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