FAIR WARNING / Sundancer
Release : 2013
Label : Avalon
「Rainmaker」と対をなすらしい FAIR WARNING の 7th アルバム。
出だしのドラムとベースが Burning Heart と同じでいかにも Ule が書きそうな #1. Troubled Love,シンプルなリフで引っ張るロック・ナンバーで天空を駆け巡るソロが堪らない #2. Keep It in the Dark,盛り上がりに欠けるものの、彼ららしいアレンジが聴ける #3. Real Love,#2 と同じくシンプルなリフが先導し、サビメロが Forever の焼き直しな #4. Hit And Run,出だしが #1 の使いまわし? な #5. Man in the Mirror,妙なスウィング感のある #6. Natural High,レイドバックしたメロディが印象深い #7. Jealous Heart,彼ららしい曲だが、どこか決め手にかける #8. Touch My Soul,#2 や 4 と同じ方向性の曲で唄メロが DREAMTIDE っぽい #11. Get Real,ルーツにでも戻ったかのようなオールドテイストな #13. Living on the Streets,縦ノリ感の強いシンプルなロック・チューン #14. Cool 。
巷の評価がよろしくないようだけど、再結成以降の彼らに18年前の Rainmaker みたいなアルバムが作れると思うほうが間違っているし、Aura を考えれば幾らかマシだし想定内な内容だ。確かにメロディの即効性は落ちたが、メロディアスであることに変わりはなく、十分に彼ららしいものだと思える。まぁ、ちょっとレイドバックしすぎではあるし、Helge には「その手のリフに目覚めたのか」と問い詰めたくなるが!(笑)
そもそも、再結成以降( というか DREAMTIDE の 2nd から )のアルバムは音作りが低音寄りになっていて、ギターとベース、ドラムの音域がぶつかってるような気がするんだよね。勿論、聴く環境にもよるが、実際イコライザーで低音域を絞ったら凄くクリアで聴きやすくなった。で、そうして聴くとそんなに悪くないように聞こえるんだよね。なので、あまりいい印象ではなかった人には是非聴きこんで貰いたいね。
評価:65