- 1988.04.14 : X / Vanishing Vision
- 1989.04.21 : X / Blue Blood
- 1991.07.01 : X / Jealousy
- 1996.11.04 : X JAPAN / DAHLIA
- 1993.08.25 : X JAPAN / Art of Life
Archive for the ‘X’ Category
X / Vanishing Vision
Release : 1988
Label : Extasy Japan
X の、当時メタル・インディーズで最高の売り上げを記録した名盤。
#1、Taiji 作曲のインスト。少々恐怖メロだが、それが心地よい。 #2、怒涛の疾走と綺麗なメロディを持つ大サビが良い。 #3、Taiji のペンによるHRチューン。唄メロがちょっと弱いかな・・・。 #4、Hide らしさが十分に込められている曲。ライブ映えするサビメロが好き。 #5、ベースが主役のインスト曲。この、なんと言うか、蛇の様にうねるベースが美味しい。 #6、これまた大疾走する名曲。ギターソロ直前のシャウトがいいねぇ。これもライブでこそ映える曲。 #7、8分半の大曲。冒頭のピアノパートで Ludwig Van Beethoven の月光を使っている。 #8、日本語.Ver の方が明らかに有名な名曲。 #9、本当に曲が終わらないで終わっちゃう曲。ピアノメロが半端なく綺麗なバラードで、裏メロを奏でるキーボードメロが面白い。
インディーズとは思えないほどの素晴らしいアルバム。音が悪いのが難点だが生音に近いライブ感があるのが救いか。
評価:63
X / Blue Blood
Release : 1989
Label : Sony
インディーズシーンで脅威のセールスをあげた X のデビューアルバムにして日本メタル界屈指の名盤。
#1、F.Marino の超有名曲のカバー。選曲が素晴らしい。 #2、#1 から繋がる、少々スラッシュ・メタル風の名曲。ちょっと可愛く聴こえるリフが面白い。 #3、このCDを買った当時一番好きだった曲。Aメロ裏でファウファウ言ってるのが激しくツボ。Bメロの入りも素晴らしい。 #4、X 全員で作られたっぽいキャッチーな HR ナンバー。こういう曲でも結構ハマってるから良いんだよなぁ。 #5、これはライブで生で聴いてこその曲。最後のギターソロも素晴らしい。 #6、単調なコード進行にも関わらず素晴らしく憂いを感じるバラード。ライブ版のこの曲は泣ける。 #7、インディーズ版同曲の日本語版でイントロにサビメロがストリングスで入っている。実は悲しいラヴソング。 #8、民俗音楽的なリズムを配した#1からベースが激しくカッコイイ#2へ。 #9、凄まじく速い。Yoshiki のドラムからは魂の叫びの様なものが聴こえる。ギターソロ前のベースはかっこいいね。 #10、Hide の遊び心が感じられる佳曲。Aメロの囁き声がいい意味で気持ち悪い。 #11、J.S.Bach の小フーガをモチーフにした隠れた神曲。中間からの疾走には悶絶を禁じえない。 #12、今度はちゃんと終わる。この伴奏はいつ聴いても俺の理想の伴奏に近いなぁ。
奇跡の名盤。お願いだからリマスター出してください。
評価:91
X / Jealousy
Release : 1991
Label : Sony
奇跡の日の丸メタル・バンド X の 3rd アルバム。
#1、美しいピアノインスト。 #2、我が国を代表するメタル曲 国産 HM で最も美しいシンフォニック・スピード・メタルだと思う。全てのメロディに死角がないうえに全編に響き渡るオケアレンジが最高。特にサビ裏のストリングス。そしてなんと言ってもベース→ギター→ピアノ→ギターソロの究極とも言える美メロ連打。ガッツポーズが止まりません (笑) ホントに、この曲は何回聴いても骨抜きにされるわ。最高。悶絶。悶死。 #3、前作 Celebration にも通じる Hide の曲。 #4、Taiji 作曲のパーティメタル曲。 #5、アコースティックなインスト。 #6、クラシックギターやフルートが印象的な名曲。X っぽさはないが、素晴らしい曲だ。 #7、X 史上最速を誇る曲。得ろ生かし。 #8、Hide の作る独特の世界観が感じられるインスト。 #9、これも #3 や Celebration に通じる曲。ストーリー仕立ての歌詞が面白い。 #10、Yoshiki 節のバラード。メロディが素晴らしいのは言わずと明らかなので特に言う事はない。
悶絶必死の Silent Jealouasy が入っているが、それ以外の曲が平淡な印象。作曲にメンバー全員が関わるのはいい事だとは思うが、どこか散漫になって精彩を欠いてしまっている様に思える。
評価:57
X JAPAN / DAHLIA
Release : 1996
Label : East West Japan
X JAPAN になって初めてのフルレンス・アルバムでラストアルバムとなってしまった 4th アルバム。
#1、最後の疾走曲。折角の Toshi の声にエフェクト掛けまくっているので、それが何とも言えない。機械的なヴィブラートとかね。まぁ、当然メロディはいいし、左右で鳴る鐘の音とかは好きだけどね。 #2、Hide 節炸裂の1曲。このサビはかなり好き。最後表打ちになるもいいね。 #3、Yoshiki の伝家の宝刀バラード。 #4、Week End の第二章的な位置合いで作られた曲。 #5、Yoshiki の新たな音楽性を感じられる曲。 #6、バンドサウンドの入らないピアノバラードで凄い深い意味を持つ歌詞が好き。 #7、バラード続きでアレだが、これは前2曲のバラードとは段違いに綺麗なメロディなので○。 #8、Heath 作曲のサイバーメタルインスト。 #9、#8からある意味繋がりがあるような曲。#5と同じような方向性かな。というかミクスチャーか・・・。 #10、現首相も大好きな曲のアコースティック・バージョン。
打ち込み使いすぎ。Toshi の声弄りすぎ。いい曲は沢山入ってるのに、それがちょっと (と言う程少なかないが) マイナス点。音に拘りすぎたのかな?
評価:71
X JAPAN / Art of Life
Release : 1993
Label : East West Japan
海外進出の為 ( 同名のバンドが海外にいた為 ) X JAPAN に改名。ベースが Taiji から Heath に。そして作られた Yohiski の半生を描いた壮大な大曲。
#1、世界には多くの長い (メタルの) 曲があるが、それらと比べても引けを取らないどころか軽々しく飛び越えてしまう。そんな29分。 アコースティックなイントロからは生命の息吹の様な印象を感じる。そして劇的なパワーメタルへと変わり綺麗なオーケストレーションの中を疾走する。サビメロ1の高揚感といったらもう、堪らない。 ハープシコードの後の大サビはただ目を閉じてそのメロディに酔いしれるだけだ。そして、次のギターメロ ( 9:42~11:37 ) 。これカッコ良すぎ。 Silent Jealousy のソロに匹敵する。裏のオケアレンジも最高。そんで 11:38~11:48 の神パート。これ最高。そんな神懸ったパートの直後、オケアレンジはそのままに唄メロが入ってくるところなんて泣くわ。 そして・・・狂気のピアノソロ。ファン以外には無駄パートとしか思えないココも、ファンにとっては一音すら聴き逃せない。16:31~23:00 の鍵盤を叩きまくるメロディは最高だ。そして、バンドが入ってきたところでガッツポーズ。「やっと終わったぁ」なんて微塵も感じない。 また、ピアノソロの空気から戻った後は何か凄く心地いい。土砂降りの空が一気に晴天へ変わったかのように感じる。そしてメインメロ・・・。もう、この感動を言葉でどう表現したらいいか判らない。 ただ・・・ただ・・・終わり方だけは疑問を感じる。もっと何か劇的なラストになっていれば・・・。う~ん、コンセプトが半生だからこれでいいのかもしれないな。うん。納得 (早っ)。
奇跡の名曲。これ以上の芸術性のあるメタル曲がこの世に存在するなら誰か教えてくれ。
評価:94