ANDRE MATOS / The Turn of the Lights
Release : 2012
Label : Marquee/Avalon
Andre Matos の 3rd アルバム。通常盤を購入し、ボートラは itunes で入手。
SYNFONIA でシンプルなメロディック・パワー・メタルをやった反動か、パワー・メタルではあるがどこか落ち着いた雰囲気のある作風となっている。勿論どの曲も優れたメロディだと思うし、プログレッシヴ寄りの展開が多いのも悪くはない。シンフォニックで静と動の展開美が秀逸な #2. Course of Life,1st に収録されても違和感のなさそうな彼らしい #3. The Turn of the Lights,7色の展開を聴かせる #10. Light-Years,ピアノとオーケストレーションでシンプルに歌われる #4. Gaza、#11. Sometimes などはアルバムのハイライトとして申し分ない。
ただ、残念ながらどの曲も決め手に欠け、メロディック・パワー・メタルの醍醐味が感じられるのはボーナストラックの #12. Wings of Reality (ANGRA Cover) だけ。この手のジャンルのお約束的なキメをあえて外してるんじゃないかと思えるほど。まぁ、それを分かっての Wings of Reality と At Least a Chance なのかもしれないけど…。
ちなみに、Spacial Edition のボートラ4曲はハードコアなマトス・ファン以外にはアルバムの煮え切らなさを加速させるだけなような気がする。まぁ、もし来日するようなことがあれば「氷雨」は1コーラスくらい聴きいてみたい(笑)
評価:68