ANGRA / Rebirth
Release : 2001
Label : Victor
Fireworks をリリース後、ギタリスト2人を残し Andre Matos が脱退。もう ANGRA は解散かと思われた。しかし、元 SYMBOLS のVo、Edu Falaschi を向かえ堂々復活。アルバム名も復活の意味の Rebirth 。
#1、何かを予感させるような、そんな期待感を与えてくれえるインスト。 #2、#1から芸術的に繋がる、Carry On クラスの悶絶曲。 ANGRA らしいアレンジが巧みに輝く至高の名曲。新生 ANGRA の代表曲だ。Kiko Loureiro のテクニカルなソロも健在で彼得意のタッピングを使った超絶ギタープレイもこの曲の聴き所だ。 #3、優しいピアノメロをバックに新Voの Edu が歌い上げる。ヴァイオリンの使い方も非常にメロウ且つドラマティックで良い。 #4、Rhapsody というまではいかないものの、初?のクワイアを用したオペラティックな曲。生まれ変わったANGRAを象徴するかの様だ。 #5、#2,3と同様聴きこませに入るミドルテンポな曲。 #6、1,2章に分かれた大曲。Holy Land/Carolina4 風でブラジル独特の空気を感じる。これもまさに彼らだからこそ成し得る曲だろう。中盤から疾走も構成美としか言いようがない。ストリングスの入れ方が非常に巧みでついつい聴き入ってしまう。 #7、復活。今作のキーワードとも言える佳曲。メンバーチェンジを経た彼らの新しい可能性を鼓舞するかの様。 #8、何かターミーネーターを彷彿とさせる曲名だが・・・。それっぽさは皆無(笑) キャッチーなイントロが絶妙だがチョーキングさせすぎで妙な違和感があったりなかったり。 曲は#2,3,5と同じようにミドルで聴かせる曲。 #9、#2 と同様新生 ANGRA の代表曲であり、人気も高い。全てにおいてスキのない構成美が光る。そして曲の長さを感じさせない3拍子そろった名曲。 #10、ショパンのプレリュードをアレンジしたドラマティックなバラード。#11、日本版ボートラ。ボートラにしては勿体無く名曲となる資質は十二分にある。
1st 路線を意識したであろう名盤。
評価:86