RHAPSODY OF FIRE / The Frozen Tears of Angels
Release : 2010
Label : King
イタリアの至宝 RHAPSODY OF FIRE の 7th アルバム。
いつも通りのインスト #1. Dark Frozen World からサビの飛翔メロ、クリーントーンのソロが素晴らしい #2. Sea of Fate へ、そして当アルバムの(個人的な)キラーチューン #3. Crystal Moonlight, 前のレーベルとの関係で堪ったストレスを一気に晴らすかのように疾走する #4. Reign of Terror,定番の “笛ソング” #5. Danza Di Fuoco E Ghiaccio,#4 に次ぐ第2の疾走曲 #6. Raging Starfire,サビの大仰なクワイアが初期4作を彷彿させる #8. On The Way to Ainor,アルバムの最後を飾る大曲 #9. The Frozen Tears of Angels もサビになればドラマチックに裏打ち疾走する。
今回は生オーケストラを使わず全てシンセを使ったとのことだが、それが Metal としての音の強さとして表れ、彼らがあくまでもメタル・バンドだと言う事を改めて感じさせられる結果となった。そして何よりも、前作の “MANOWAR からの影響を隠しきれない” 状態から初期4作にあったような “クサいメロディがドラマチックに疾走する” 雰囲気が戻ってきているのが嬉しい。
評価:88