AMARANTHE / Amaranthe
Release : 2011
Label : Spinefarm
Olof Mörck (Gt/DRAGONLAND, NIGHTRAGE) 率いるトリプル・Vo バンド、AMARANTHE の 1st アルバム。
巷ではスーパーグループだとかなんとか言われているようだが、この程度のメンバーで何が “スーパー” なのか分からない。というのはひとまず置いといて、強力なアルバムであることは確かだ。
音楽性は中心人物である Olof Mörck の経歴から容易に想像できるもので、雑誌やそこいらのメタル系サイトで言われているほどの新鮮味はない。”デスメタル系リフ + キャッチーなメロディ” という組み合わせに LUCA TURILLI の 2nd アルバムのようなスペーシーなシンセが入る。特筆すべきはシンガーが3人いる事だが “女性シンガー + グロウル” “クリーンとグロウルを使い分ける” という組み合わせも既に前例がありすぎて…。
じゃぁ何がいいのかと言えば、単純に楽曲が良いのだ。メロハーでも通用しそうなキャッチーな唄メロと絶妙なシンガーの対比、そして1曲が3~4分というコンパクトさ。こんな “美味しいトコ総取りタイプ” がウケないわけがない。
個人的に気に入ったのは、このまま何も変えずとも DRAGONLAND の曲になりそうな #3. 1.000.000 Lightyears と メロディアスなブリッジから爽快なサイバートランス風味に変化する2段構えの #8. Call Out My Name かな。
下半期にトンデモナイのが出てこない限り 2011年のブライテスト・ホープは彼らに決まりかな。
評価:89