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THERION / Lemuria & Sirius B

THERION / Lemuria & Sirius B
Release : 2004
Label : Marquee

スウェーデンの大御所シンフォニック・メタルバンド THERION の 9th & 10th (2枚組) アルバム。


[ DISC 1 ]
#1、フランジャーを効果的に使ったリフがなかなかカッコイイね。 #2、分厚いコーラスと Vo パートとの分け方が一方的過ぎて、なんだかな。 #3HELLOWEEN みたいなギターがいいね。明朗なオーケストレーションもなかなか。 #4、#3 のアウトロ。最高。文句なし。 #5、#4 までのオケが若干影を潜める。唄メロは悪くないんだけどね。後半は笛が美味しいか・・・。 #6、クアイアは定位を綺麗に分けるんじゃなくて、分厚くしたほうが良かったのかもな。 #7、全然フックのない唄メロにゲ~ンナリ。 #8、アコギのポロンポロンパートはいいな。それ以外はどうも俺には受け付けないらしい。 #9、ソプラノ Vo の唄うメロがキャッチーでよい。ちょっとスタジオ臭が抜けきってない音作りなのが残念。 #10、ミドルでキャッチーなオーバーチュア。シンプルなメロディだが、いいんじゃないかな。


[ DISC 2 ]
#1、DISC 1 みたいなオケがなく、典型的な HM に。要所で入ってくるクワイアが絶妙で美味しいね。飛翔してるメロディもいい。 #2、クワイア万歳、な曲。クワイア抗体が少ない俺はギターソロが好きです。はい。 #3、メロトロンっぽい音の使い方が上手いね。 #4、ソプラノ Vo よりも渋い低音で唄ってるオジサンがいい。しかし、クワイア隊の唄うメロディはクサいな。 #5、全体的に変なエフェクト掛けすぎだろ。「プスッー」ってスネアが気持ち悪い。 #6、クワイアが何言ってるのか判りません。リズム隊が色んなことしてて面白い。 #7、大聖堂オルガンメロがきましたが残念ながらイントロだけでした。 #8、他となんら変わらないクワイアメタル曲。つまらん。 #9、曲名に騙された (笑) 。 #10、ドラムにリヴァーブ掛け過ぎな感じがするインスト。オケのメロディは陰鬱で俺好みだな。 #11、最後を締めくくるファンファーレ的なイントロを超えた後の超キャッチーなリフ。素晴らしい。ギターソロは最高にカッコイイしクワイアメロも壮大で良し。悶絶。


最初はクワイア中心な事に戸惑ったけど、聴き込んで、慣れてみれば壮大で素晴らしいメタル・オペラじゃないか。AINAAVANTASIA みたいな パワーメタルなだけで全然 “オペラ” じゃないメタル・オペラより、確実にこっちの方が “メタル・オペラ” だろうね。しっかし、最後の曲カッコ良過ぎでやばい。シンフォニック・メタルが好きな人 ( ソプラノ OK なら尚良し ) には是非ともお勧めしたい良盤だね。

評価:70

THERION / Sitra Ahra

THERION / Sitra Ahra
Release : 2010
Label : Nuclear Blast

スウェーデン産シンフォニック・メタル・バンド、THERION の 12th アルバム。Thomas Vikström (Vo/STORMWIND) が正式加入。


オペラ風味全開な音と世界観が Uli Jon Roth / Under the Dark Sky#1. Introduction / Sitra Ahra,まるで IRON MAIDEN なギターとプログレッシヴな展開が美味しい #2. Kings of Edom,まったく飽きさせる事のない10分半のロック・オペラ #4. Land of Canaan,聖歌のような壮大さの #7. Cu Chulain,アルバム中最も Metalic で Thomas Vikström のハイトーンが冴え渡る #10. Din,ポップでキャッチーなメロディと反則スレスレの子供コーラスがアレなフィナーレ #11. After The Inquisition : Children Of The Stone … とまぁ、今回も非常に濃い内容。

個人的には昨今の My Favorite Singer の Thomas Vikström が正式加入したってのが大きいな。Snowy Shaw の変人的パフォーマンスもいいんだけどね。しかし、ここまで詰め込んでも全く飽きずに聴き通せるのは流石だ。(普通のメタルを聴く人を含めて)一般受けするかは疑問だが…。

評価:85

THERION / Les Fleurs Du Mal

THERION / Les Fleurs Du Mal
Release : 2012
Label : End of the Light

THERION のシャンソン・カバー・アルバム。


殆どがフランス語だし原曲も分からないけど、アルバム・タイトルの「夢見るシャンソン人形」だけは誰でも聴いたことあるはず。しかし。ここまで見事なメタル・アレンジだと原曲云々なんてどうでもよくなるね。そして、相変わらずのボーカル・マスターっぷりを遺憾無く発揮する Thomas Vikstrom は本当に流石だとした言いようがない。

やはり、ある程度聴いたことあるし耳になじむメロディだけあって #1,15. Poupée de cire, poupée the son が一番いいね。とくに Thomas も歌う #15 の方。

評価:66


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