- 2005.09.22 : PLACE VENDOME / Place Vendome
- 2009.04.22 : PLACE VENDOME / Streets of Fire
- 2013.11.04 : PLACE VENDOME / Thunder in the Distance
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PLACE VENDOME / Place Vendome
Release : 2005
Label : Marquee
伝説の Singer Michael Kiske の為に Dennis Ward ら面々が作り上げた AOR プロジェクト。1st アルバム。
#1、AORというよりはメタル(笑) #2、メロハータイプだね。爽やかなサビメロが素晴らしい。ストリングスも唄メロを上手く引き上げている。ピアノのちょっとしたアクセントも上手いね。#3、優しい唄メロが光る佳曲。キャッチーなギターソロも聴き所だね。 #4、FAIR WARNING のようなキーボードが聴ける哀愁 ROCK 。#5、綺麗なキーボメロが定位を駆け巡るイントロがいいね。 #6、軽快なアップテンポの曲。文句のつけようがない。サビメロも最高。名曲!名演!これを、どれだけ待ったことか。 #7、優しさに溢れたバラード。細かなアレンジも素晴らしいよ。 #8、曲順が素晴らしいね。思わず顔がにやけてしまう。いいねぇ。Kiske いいよ。 #9、魔法のじゅうたんの歌。どこかで聴いた事のあるような唄メロ。まぁいいか。Voが最高だし。 #10、美しいピアノメロに彩られた冒頭が良い。Kiske本人も後のインタビューで言っていた事だが、ギターがヘヴィすぎるな。 #11、昔はダークな内容でも楽しそうに唄っちゃう感があったけど、これは良い感じに唄えてるね。
ギターが Heavy じゃないだとか、音が軽いとか、そういう稚拙なレベルで語る以前の話で、俺は貴方の歌声が聴きたかったんだ。ジャンルなんて何でもいい、”Michael Kiske”の歌声が聴けるだけで幸せだ。そういう力があるんだよ、彼の声にはね。だからあれこれ言う前に Kiske に “ありがとう” と言いたい。
確かに、HELLOWEEN を代表するような Heavy Metal を唄ってくれれば嬉しいに決まってる。METAL 好きなら誰もがそれを求めているだろうしね。でも、それを彼自身が望んでいなければ、きっと良いものにはならないだろう。どういった形式であれ、ファンなら唄ってくれただけで嬉しいんだよ。
評価:89
PLACE VENDOME / Streets of Fire
Release : 2009
Label : King
伝説の人 Michael Kiske の為の AOR プロジェクト PLACE VENDOME の 2nd アルバム。
#1:美しいピアノの調べから哀愁のメロディへと流れる。前作の1曲目と同様、ハード・ロックよりな曲。 #2:Frontiers 御用達、Magnus Karlsson 作曲の素晴らしい曲。 #3:まさに AOR な美しい曲。珍しくファルセットを使っている。 #4:前作における “I Will be Waiting” な位置づけかな。 #5:CASTING CROWNS というバンドのカバー。原曲のポスト・グランジっぽさを払拭する Kiske とバックの面々は見事だね。 #6:前作の Place Vendome に通ずる明るいアップテンポの曲。 #7:HR/HM 畑のミュージシャンは絶対に書きそうにないソフトなタッチのロック。 #8:北欧ロック風のアレンジが美味しい佳曲。Kiske、ハイトーン余裕じゃないか・・・。 #9:前作の “Right Here” 系の曲。 #10:一般受けの良さそうな明るいロック・ナンバー。こういうポップなセンスは好きだな。 #11:まさに AOR な大人な曲。 #12:あまりに感動的で劇的な悶絶必死バラード。SOLEIL MOON というバンドのカバーだが、軽く原曲を超えている。素晴らしすぎる。 #13:#2 のアコースティック・バージョン。俺はこっちの方が好き。
外部ライターを採用したにも関わらず、前作と変わらないクオリティの曲を聞かせてくれるのは流石。Frontiers 社長の選曲力とバックのアレンジの貢献度は大きい。それでもやはりキモになるのは Kiske の歌唱で、全盛期と変わらない素晴らしさを保っているのは素晴らしいとしか言いようがない。本人はソロでのライブを先にしたいようだが、PLACE VENDOME としての来日を期待せずにはいられない。( もしソロで来日したとしても100%行くけどね。)
評価:94
PLACE VENDOME / Thunder in the Distance
Release : Frontiers
Label : 2013
Michael Kiske のための AOR プロジェクト、PLACE VENDOME の 3rd アルバム。
クラシカルなイントロから、前作の Streets of Fire を彷彿させるハードな #1. Talk To Me,憂いを帯びた優しいメロディが心にしみる #2. Power of Music,Timo Tolki (Gt/AVALON,ex-STRATOVARIUS) が提供した #4. Lost in Paradise,いかにも A.O.R なロック・バラード #5. It Can’t Rain Forever,爽やかな香りと哀愁を運ぶ絶品のメロディが堪らない #7. Hold Your Love,UNISONIC の曲とは同名異曲のアップテンポの王道メロハー #8. Never Too Late,Tommy Denander 作曲の、いかにも彼らしい #10. My Heart is Dying,Magnus Karlsson (Gt/PRIMAL FEAR …etc) 作曲の前作 My Gurdian Angel を彷彿させる #11. Break Out,チーム LABYRINTH 作のしっとりと聴かせるパワー・バラード #12. Maybe Tomorrow,王道メロディック・ロック・ソング #13. Thunder in the Distance 。
Michael Kiske のいかにも彼らしい特徴的な歌唱が堪能できる、捨て曲なしの素晴らしいメロディック・ロック・アルバム。作曲陣も豪華で、特にここ最近数多くのメロハー・プロジェクトで引っ張りだこの Alessandro Del Vecchio は6曲も書いていながら全曲素晴らしいという圧巻の職人っぷり。
こういう風にメイン・バンドとは違うタイプの曲を歌ってくれるのはファンとしては嬉しい限り。
評価:89