THE MAN-EATING TREE / Vain
Release : 2010
Label : Century Media
SENTENCED の血脈を継ぐノーザン・メランコリー・メタル・バンド、THE MAN-EATING TREE の 1st アルバム。
SENTENCED 譲りの慟哭に OPETH / Damnation の “アノ” 雰囲気を足した、と言うのが一番判りやすいだろうか…。特に #3. This Longitude of Sleep は Damnation が好きなら確実にリーダートラックになりうるであろう曲だ。しかし他の曲も淡々としていて強力なキラー・チューンと言えそうな曲はない。その点も含めて OPETH / Damnation 的で良いのかもしれないが…。
#7. Nights in White Satin は THE MOODY BLUES のカバーで、ただでさえ陰鬱な原曲をメランコリック・メタルに進化させてるのが素晴らしいね。
元々は09年に急逝した Miika Tenkula (Gt) が SENTENCED の同僚 Vesa Ranta (Dr) と始める予定だったバンドだ。もしこの音に Miika のソロが乗ったらと思うと…。それと、Vo が Timo Kotipelto を渋くしたような印象なので好みが分かれるかもしれないな。
評価:78