RHAPSODY OF FIRE / From Chaos to Eternity
Release : 2011
Label : King
RHAPSODY OF FIRE の 8th アルバムにして The Dark Secret Saga の最終章。
いつものインスト #1. Ad Infinitum,なだらかなメロディーが中途半端に疾走する #2. From Chaos to Eternity,初の全イタリア語疾走曲 #3. Tempesta Di Fuoco,サビメロを無駄に先延ばしにして勿体ぶる #4. Ghosts of Forgotten Worlds,定番の笛ソング #5. Anima Perduta,Fabio のグロウルが冴えわたる #6. Aeons of Raging Darkness,前作の Sea of Fate を小粒にした感の強い #8. Tornado,サーガを締めくくる無駄に長い #9 Heroes of the Waterfalls’ Kingdom 。
Emerald Saga の最終章 Power of the Dragon Flame と比べると、まぁなんと薄味な事か…。しかも、その最後の曲( #3 のイントロも )が Beethoven / Piano Sonata #1 F minor 4楽章のほぼ丸写し。Spacial Guest に Beethoven の名があったのには流石に笑ったが、まさか最後の曲がカバーだなんてね。
さらに、前作に比べて音に迫力もないし、Fabio はグロウルのやり過ぎか声に伸びがない。物語を締める最後のアルバムなんだからもう少し気合入れて作り込んでほしかったね。
結局バンドは分裂したわけだけど、その予定ありきでこのアルバムのリリースがあったと考えると妙に納得できてしまうのは悲しくもあり残念だ。
評価:66