HELLOWEEN / Rabbit Don’t Come Easy

HELLOWEEN / Rabbit Don't Come Easy
Release : 2003
Label : Victor

メロディック・パワー・デスメタル?バンドの記念すべきかどうか判らない10thアルバム。Guitarが Sascha Gerstner (ex- FREEDOM CALL ) に変わり、Drumerはヘルプで MOTORHEADMikkey Dee が叩いている。


#1、強烈かつタイトな Mikkey Dee のドラミングが凄い。前任の Uli Kusch を凌ぐかもしれない程。曲は、典型的 HELLOWEEN な感じの明るい曲。つか、曲なんかよりもドラムの音圧が最高。 #2、新ギタリスト、Sascha 作曲。凄くいいってわけでもないけど、悪くない出来。 #3、Weikath よ、こんなのでいいのか・・・。緊張感が皆無、サビメロは聴けるレベルだが、つまらな過ぎる。 #4、Andi の歌唱も、衰えてきましたね。同時に作曲能力も? Mikkey Dee の超絶なドラミングがなければ駄曲になっていただろうな。 #5、久々にバンドのケミストリーってヤツを感じられる曲。 #6、アラビアンなイントロが魅力的な Sascha の曲。 #7、前作に続き、またもや中だるみを作ってしまっている。てか、個人的に Andi のミドルの曲はほとんど退屈。 #8、これまた Mikkey Dee のパワフルなドラミングに助けられている。 #9、前作辺りから急に頭角を現し始めた Markus の作った疾走曲。#1 からの退屈さを一気に吹き飛ばす威力を持った素晴らしい曲だ。 #10、Weikath よ、こんなのでいいのか・・・。 #11、Sascha はなかなかいい働きしてるね。 Roland Grapow,Uli Kusch の穴を埋めているとは到底思えないけど。 #12、Weikath よ、こんなのでいいのか・・・。The Dark Ride で使って貰えなかったのには、それなりの理由があるだろうに。 #13、スケジュールが合わせられなくなった Mikkey Dee 師匠の変わりに元 ACCEPTStefan Schwalzmann を加入させた。その社交辞令に録音したボートラ。


なんとも平凡で面白みのないアルバムになってしまった。・・・タイトルの意味とか説明してもいいが、多分他にあると思うんで割愛。はっきり言って、スーパーの閉店間近安売りセールレベルな内容だけど、Uli Kusch を超える Mikkey Dee のタイトなドラミングが底上げしてくれているので、際どいけど聴けるレベルにはあるんじゃないかと。

評価:67


Links of Uranus
Sort
Bands

979 Reviews in Total
Top