EDGUY / Age of the Joker
Release : 2011
Label : Marquee
Tobias Sammet 率いる EDGUY の 9th アルバム。
コメディタッチの PV も彼ららしさが発揮されていて好印象な #1. Robin Hood,開花したハード・ロック・センスがフル活用された #2. Nobody’s Hero や #5. Breathe,ブルージーな #4. Pandora’s Box,DEEP PURPLE 彷彿のオルガン・サウンドが大活躍する疾走曲 #8. The Arcane Guild,シメのバラード #11. Every Night Without You 。
AVANTASIA との差別化が出来なくなっているのは仕方ないのだろうが、EDGUY の方が若干レイドバックしたハード・ロック・バンド、という位置付けでいいのかな? そう思わせるのが #4 や何曲かで聴けるオルガン・サウンド、そして、(意図的だと思われる)現代的でない音質だ。いや、もしろ差別化を測る為の苦肉の策がこれだったのかもしれないけど・・・。
前作はそのバランスが丁度いいとこにあって、それが凄く良かったわけだが、どうもこのアルバムは “AVANTASIA とは違う EDGUY” を必死に絞り出した結果のように思える。
当初の目的でもあった “Michael Kiske をメタル・フィールドに帰還させる” という歴史的偉業を成し遂げた事だし、AVANTASIA は金銭的にマズいことになった際の切り札(笑)にでもして、暫くは垣根のない EDGUY を聴けたらいいんだけどね。
評価:69