BLACKMORE’S NIGHT / Dancer and the Moon
Release : 2013
Label : Frontiers
BLACKMORE’S NIGHT の 8th アルバム。
1st のあのインストを彷彿させる #5. Minstrels in the Hall,いかにも彼ららしい曲調とペダル・トーン・リフが美味しい #7. Dancer and the Moon,同じ曲をバラードとロックで聴かせる(前作でも同じようなことしてた) #10. Somewhere Over the Sea, #11. The Moon is Shining,そして、亡き Jon Lord (Organ/ex-DEEP PURPLE) に捧げた、円熟の泣きを聴かせるインスト #13. Carry On…Jon 。
基本的に彼らのアルバムはどれ聴いてもそれほど変わりがあるものではないが、ここ数作にあったようなゴージャスなアレンジがないからか、今作は凄く初期に近い印象。シンフォニックなロックなどとは違って、彼らの音楽はむしろサウンドに隙間があるほうがいいと思うので、この小さな変化は個人的には大歓迎。哀愁も多めに出してるしね。
しかし、ラストの #13. Carry On…Jon は GARY MOORE / The Loner にも通ずるメロディと、とてつもない哀愁美は今の Ritchie だからこそ出せたであろうタメを効かせたフレーズが胸を打つ。この曲のためだけでもアルバムを買う価値があるね。
評価:71