HELLOWEEN / Master of the Rings
Release : 1994
Label : Victor
Michael Kiske と Ingo Schwichtenberg の解雇に伴い、元 PINK CREAM69 の Andi Deris、元 GAMMARAY の Uli Kusch を迎えて制作された 6th アルバム。
#1、曲名が、 Keeper Of The Seven Keys を彷彿とさせる。 #2、地を這うハイエナのような Andi Deris の声質に笑える。これが新しい HELLOWEEN なんだね。 #3、サビのアレンジが面白い佳曲。ギターソロの切り込み方もいいね。 Uli のドラムが涎垂れ流しクラスで素晴らしいんですけど、この良さ判る人いるかなぁ・・・。 #4、PINK CREAM69 のデモを正式録音した曲。てか、そーゆーのはシングルのB面とかでやろうよ、ねぇ。 #5、Roland Grapow が Michael Kiske の事を書いた曲。らしい。まぁ、そんな裏話はいいとして、結構いい曲だよ。 #6、#4と同じ経緯で録られた曲。確かにこれは PC69 っぽくないね。#4 とは違ってアルバム溶け込んでるね。 #7、メインメロにテトリスの曲を使っているという面白いアイディアの曲。 #8、エロティックな歌詞とキャッチーなメロディが楽しい佳曲。少々古典的なイメージもある曲だね。 #9、ノリノリなリズムが面白い。ライブ向けの曲だね。ただ、飽きっぽい俺は1回聴けばもういいかも。 #10、唄メロはなかなか。こういうバラードこそ、クリーンな声で唄って欲しいんだけど、無理なお願いかな。 #11、サビメロが連呼系なだけに、他が魅力的であって欲しいところだが、そう上手くいかないのね。 #12、ボートラなのに結構いい曲。 #13、Roland Grapow の自慰曲。おまえは Yngwie J. Malmsteen になりたいのか? それともギターヒーローになりたいのか?
Keeper Of The Seven Keys の続編らしいが、どこが続編なのか?もともとキーパーのコンセプト性なんてあってない様なものだし、どうでもいいんだけどね。そんなコンセプトを提示してPC69のデモ曲を使ったり、と意味の判らない選曲がある種の混乱を招く。まぁいいんだけど。方向性をMETALに戻したはいいが、 Kiske の解雇は痛かったな。
評価:62