HELLOWEEN / Pink Bubbles Go Ape
Release : 1992
Label : Victor
前作 Keeper Of The Seven Keys のプレッシャーに耐えながらも作られた 4th アルバム。脱退した Kai Hansen の後釜に元 RAMPAGE の Roland Grapow が加入。
#1、アコギを奏でながら Kiske が歌うちょっとしたイントロみたいなもの。 #2、キャッチーなメロディが素晴らしいKiskeの名曲。透明感のある音作りが良い方向に効果を発揮している。 #3、いかにもKiskeらしいポップセンスのある曲。Bメロの裏でピロピロ引きまくるギターが素晴らしいね。 #4、Weikathのペンによるミディアムテンポの佳曲。最後の左のKiskeが良い。このアイディアは素晴らしいね。 #5、シンプルな構成。歌詞もなかなか楽しめる。 #6、これまたポップセンスの光る名曲。Kiskeも良い曲が書けるようになってきたね。 #7、Grapow センスお披露目の疾走曲。いやぁ、これなら十分にKaiの後を任せられるな。 #8、GrapowとKiskeによる合作。これは確実にアルバム中屈指のキラーチューンだ。Kiskeのハイトーンも冴えまくってる。 #9、Markus の曲。当然と言わんばかりにベースが良い。Markusもいい曲書けるじゃないの。 #10、#2と双璧を成す名曲。とにかくメロディが素晴らしい。 #11、感動的なサビメロが心を打つ、今ではメロディアス・ハードに位置される方向性の曲。 #12、キャッチーなハードロックというのが一番当てはまるか。Markus、彼がここまで作曲能力があるとは思っていなかった。
1曲も捨て曲がありません。前作、前々作にも全く引けを取らない素晴らしいアルバムです。いや、むしろ曲数の少ないPart.1よりもこちらの方がいいかもしれません。当アルバムは問題作と言われがちですが、全くそんな事はありません。下手に後期の作品に手を出す前にこの名盤を聴いてみるのはいかがでしょうか?
評価:85