CHARON / Songs for the Sinners
Release : 2006
Label : Experience
フィンランドのメランコリック・ゴシック・メタルバンド CHARON の 5th アルバム。
#1、いきなりの女声で「あらっ」となるが、そこに空かさず現れる Mr. 色気 Singer Juha-Pekka leppäluoto が素晴らしい。 #2、いい感じのリフだね。シンガロングを誘いまくるサビが美味。 #3、チェロの陰鬱イントロがいいなぁと思うも、全体的にメロディが弱い気がしてならない。 #4、シンガロングとエアプレイを誘うサビメロがいいわ。抜群のタイミングで切り込んでくるギターも生唾もの。 #5、典型的ゴシックチューンが並んで 「そろそろミドルかバラードが聴きたいな」 というリスナーの衝動を 「ふははは、見切った!」 と言わんばかりに、ピンポイントにバラードを入れてくるセンスに万歳。 #6、効果的に女声を絡ませてくるな。バラードの後だからこの曲にしたってんなら素晴らしいね。 #7、メロディアスなリフがカッコ良すぎ。Bメロまではなかなか良いな、とは思うがサビが弱い。 #8、ちょっとダレてきたかな? まぁ悪い曲ではないんだけどね。 #9、ギターソロのセンスいいな。 #10、このアルバムの使った手法を駆使したであろう曲。哀愁と慟哭さを撒き散らすようなギターソロは圧巻。 #11、ボートラ。この曲を本編に収録すればいいのに・・・。 #12、ボートラ。なぜこれがボートラなんでしょうか? アルバム中一番冴えてるよ、ギターソロ。 #13、ボートラ。これも、本編に入ってない理由が知りたい。
昨今、HIM,THE RUSMAS などを筆頭にゴシック・メタル流行の波が来てるが、なぜこのアルバムが長い間日本盤が出なかったのか不思議でならない。同型の音楽性を持つ HIM と比べてみると、唄メロの充実度やギターの貢献度を考えれば明らかにこっちのが上なんじゃ・・・。ただ、いい曲が並びすぎてるせいか、一発がないかも。
評価:78