HELL / Human Remains
Release : 2011
Label : Nuclear Blast
奇跡の再結成・復活を果たした HELL の 1st アルバム。
当時をリアルタイムで知るわけではないので、彼らがどんな歴史を辿ってきたかとか言うよりも全くの新人として聴いているわけだが、正直このレベルのバンドが当時消えてしまっていたなんて本当に勿体ない。しかし、そんなバンドが今になって復活するのだから、何かが一巡したという事なのか…。
復活劇の原動力でもあった Andy Sneap(G) の貢献は勿論のこと、最大の功績は David Bower (Vo) の最高に胡散臭くオカルト・テイストな歌唱だろう。言うなれば、より正統派メタルに特化した King Diamond か…。しかしそこまで人を選ぶ声ではなく、妙な聴きやすさもあわせもっている。この2つの要素がこのアルバムを名盤へと押し上げている要因であるのは間違いないだろう。捨て曲らしい曲も全く見つからないしね。
より NWOBHM で聴きやすく、オカルト風味が強い KING DIAMOND が正解か…。ともかく、これをリアルテイムで聴けてうれしいよ。単独はまだキツそうだから LOUDPARK 辺りで来日はいかがでしょう?
#2. On Earth as It is in Hell (PV)
評価:90