MANOWAR / Louder Than Hell
Release : 1996
Label : Geffen
Kings Of Metaler 、MANOWAR の 8th アルバム。タイトルは音量ギネス記録を持つ彼らのライブにおいて、スタッフが “地獄より酷い” と言ったところから取られている。
#1、正統的なリフで、なかなか好感が持てる。大袈裟さが影を潜めているが、中間部のバイクの音からギターソロへの繋がりは流石。 #2、吐き捨てるような唄い方が良い。バックコーラスがいい仕事してて、”Brothers Of Metal!” と聴くと自然と脳内に友と背中を合わせて戦っている情景が描かれる。 #3、キャッチーなリフが○。しかしなんと言ってもサビメロがカッコ良過ぎ。名曲だね。てか曲名からもうキテるよ。「神の造りしヘヴィメタル」って、ねぇ。 #4、MANOWAR としてはもはや定番のピアノとストリングスを駆使したバラード。涙を誘うマイナー調のメロディが心を打つね。やばい、泣きそうになってきちゃったよ。 #5、正統派メタルのカッコ良さここに極まり。これまた名曲認定。 #6、後半にたたみ掛けるいつもの展開。「やっと来たか」っていう印象。中間の鐘が壺Hit! #7、超ドマラチックなイントロ。このイントロはヤバイ。ピアノの叙情的メロディから究極的タイミングで入るコーラスとティンパニ。4:00 辺りの裏メロを奏でるギターなんてカッコ良すぎ。 #8、これはとあるどっかの族長の事を書いた曲。曲名は「死ぬにはもってこいの日だ!」という意味。 #9、#8 から続くギターインスト。恐らく即興だろうと思う。演奏は荒々しい。 #10、この曲、歌詞で何回「パワー」という言葉を使うだろうか?サビでの「パワー」連呼は凄まじいパワーを感じる。
捨て曲がありません。名盤 “Kings Of Metal” の時よりも音質の面で向上しているのでこっちの方が点が上。当然の評価。MANOWAR がやるべき音楽を不完全燃焼なしで完璧に演っている。
評価:90