QUEEN / Queen II
Release : 1974
Label : EMI
White Side と Black Side に分かれた初期 QUEEN の名盤。2nd アルバム。
#1、ギターオーケスレーションのみで作られた壮大なインスト。 #2、#1から繋がる、まさに QUEEN らしい曲。 #3、White Side を代表するバラード。哀愁の漂うメロディと泣きのギターが絡むところが特に素晴らしいね。 #4、Brian May が丸々唄う。この曲からこの方程式が出来上がったと言っても良いであろう。 #5、Roger Taylor 作曲でVoも彼。典型的ロック・シンガーの彼もアルバムに良いアクセントを置いている。 #6、さて、ここからが Black Side 。冒頭のエンディングを逆回転させた演出に驚くも、その後の劇的な展開には恐れ入る。この曲で Freddie の作曲能力が開花したといってもいいだろう。何回聴いても素晴らしすぎる展開に悶絶するばかりだ。 #7、七色の声色を使い分ける Freddie が凄すぎる。まさに歌劇のような曲。 #8、優しいピアノが印象的なバラード。 #9、Bohemian Rhapsody と肩を並べると言ってもいいほど複雑で素晴らしい曲。 #10、#9から直結する曲。無音部分が全てコーラスで埋められており、耳が休まる暇がないよ・・・。 #11、前作の最後に入っていたインストの完全版。
White Side で感じる優雅さを Black Side のドラマチックさで消化する、という何にも変えがたいアルバム展開が見事。 Freddie の作曲能力が爆発している Black Side はやばい。まるでその全てが1つの組曲のように展開される様は、悶絶し、高まる高揚感を沈ませる事無く#11へと繋がっていく。これを名盤と言わず何と言えばいいのだろうか。
評価:90