PERSEFONE / Shin-Ken

PERSEFONE / Shin-Ken
Release : 2009
Label : Soundholic

アンドラ公国 (スペインとフランスの間らしい) 産のプログレ・デスメタル・バンド PERSEFONE の “サムライの死生観” をコンセプトにした 3rd アルバム。


#1:「五輪の書」その壱。 #2:時々顔を出す日本的なフレーズが美味しい。爆走するソロパートもいいね。 #3:琴ソロが最高。日本モノのコンセプトなのにギターソロでネオクラになってしまうのは御愛嬌か (笑) #4:「五輪の書」その弐。 #5:劇的な展開は見事。Vo の音域とバッキングの音域が被ってるのが残念。 #6:「五輪の書」その参。ジャズ風。 #7:All クリーン Vo の曲。いいね。OPETH の Damnation を彷彿させる雰囲気がある。 #8:インスト・パートの充実度が半端ないね。 #9:「五輪の書」その四。 #10:初期プログレ風のパートも盛り込まれた印象深い曲。 #11:「真剣」組曲その壱。DREAM THEATER 風味全開。 #12:「真剣」組曲その壱。#7 に同じ。 #13:「五輪の書」その伍。 #14:インスト。和音階が心地よい。 #15CACOPHONY のカバー。このバンドのカバーをやろうと思うこと自体が素晴らしいね。


海外のバンドが日本の歴史をコンセプトにすると、その結果、非常に陳腐に聴こえてしまいがち ( EUROPE の Ninja とか ) だが彼らはきちんとリサーチしたらしく非常にマトモな出来。特に「五輪の書」のインスト5曲は素晴らしいとしか言いようがない。陰陽座ほど顕著ではないが、いい具合にジャパンチックな雰囲気を味あわせてくれる。

評価:60


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