MIND’S EYE / Walking On H20
Release : 2006
Label : Lion Music
スウェーデンのプログレ・バンド MIND’S EYE の 4th 。ジャケの通り、人類の歴史という壮大すぎるコンセプトアルバム。
#1、壮大なオーケストレーションが際立つイントロ。このイントロで既にキテるんですけど。 #2、カウントダウンの後、”今俺は宇宙にいる” 的な音が堪らない。その後は特にプログレというわけでもないメロハータッチな曲になってしまうのだが。 #3、聴きやすい唄メロがいいね。 #4、QUEEN 風のコーラスが印象的。 #5、民俗音楽のような独特のパーカッションが面白い。最後のキーボがピロピロいうサビメロが素敵です。 #6、普通のメロディアス・ハードなんじゃないか・・・? 技巧的なソロとかあればいいのに。 #7、Jens Johansson みたいなキーボ捌きのイントロが印象的。 #8、5分なのに凄く長さを感じるな。 #9、ピコピコキーボードは面白いものの、物足りたさ抜群かも。 #10、キーボード奏者が主役のインスト。ギターがどうも煮え切らない。 #11、インストパートは凄くいいのに・・・。 #12、#11と同じようなピアノメロを配している美しいバラード。 #13、11分の大曲。Vo の出番が多いにも関わらず唄メロが弱いってのが厳しい。 #14、ボートラ。コンセプトアルバムなんだし、余計なボートラはいらないんじゃないの?
多くのプログレ・バンドがインストパートでテクニカルなソロやらを聴かせてくれるが、このバンドの場合は唄メロの割合が多い。しかしその割に唄メロに魅力が乏しい。壮大なコンセプトと、構築された世界観は悪くないと思うんだが、俺にはパートを上手く繋ぎ合わせたメロディアス・ハードにしか聴こえない。
評価:49