BIOMECHANICAL / The Empires of the Worlds
Release : 2005
Label : Soundholic
BALANCE OF POWER でも頑張っている Jon K 率いる BIOMECHANICAL の 2nd アルバム。
#1、爆発音から脅威のテンションで発動し、イントロから狂気の舞を奏でるギターが凄い。、SLAYER 譲りのリフ。なんと言ってもハイテンションな Vo 。これにつきる #2、Rob Halford みたいだ。Vo は上手いしいいが、曲が難解かつ面白くないかな。 #3、#2 に同じ。 #4、中間に入る暗黒系ストリングスがいいね。ただ、それ以外は他の曲と同じ印象。 #5、ミドルを持って来るもいまいちインパクトに欠けるかな。 #6、中間のオケアレンジがいい。それだけ。 #7、唄メロは悪くないんだけど、どうも煮え切らないんだよな。 #8、これはイイ。まさに悪霊とのバトルを描いたかのような緊迫感。堪らん。ベースソロもいいね。 #9、ブリッジの唄メロ、ソリッド感はいいけど、単調すぎるリフは少々考え物。 #10、ここまで聴くと披露が溜まってきますね。ギターソロは凄くいいんだけど。 #11、この曲から組曲形式。緊張感漂うオケアレンジが素晴らしい。鳥肌がたった。 #12、インスト。 #13、クワイアが美味しい。これはイイ。シンフォニックデスラッシュの理想系。ここまでやってくれると嬉しいね。 #14、泣き叫ぶかのようなVo、終始攻撃的なリフ、動きに動くベース。これはベストチューンかな。
キーボードアレンジが妙に目立って面白い。ただ、アルバムを聴き通す時に途中で飽きてしまう。よくある同じような曲を淡々と並べているグラインドコア系に近い。しかも各曲が難解。もう少し唄メロに緩急を付ければ聴きやすくなるだろうし今後に期待か。デス声とハイトーンを巧みに使い分けているのはいい、でも裏返すとそれだけなんで唄い方にも多少の捻りが欲しいかな。曲単体で聴けばどれも素晴らしい出来だけに少々残念ではある。
評価:77