X JAPAN / Art of Life
Release : 1993
Label : East West Japan
海外進出の為 ( 同名のバンドが海外にいた為 ) X JAPAN に改名。ベースが Taiji から Heath に。そして作られた Yohiski の半生を描いた壮大な大曲。
#1、世界には多くの長い (メタルの) 曲があるが、それらと比べても引けを取らないどころか軽々しく飛び越えてしまう。そんな29分。 アコースティックなイントロからは生命の息吹の様な印象を感じる。そして劇的なパワーメタルへと変わり綺麗なオーケストレーションの中を疾走する。サビメロ1の高揚感といったらもう、堪らない。 ハープシコードの後の大サビはただ目を閉じてそのメロディに酔いしれるだけだ。そして、次のギターメロ ( 9:42~11:37 ) 。これカッコ良すぎ。 Silent Jealousy のソロに匹敵する。裏のオケアレンジも最高。そんで 11:38~11:48 の神パート。これ最高。そんな神懸ったパートの直後、オケアレンジはそのままに唄メロが入ってくるところなんて泣くわ。 そして・・・狂気のピアノソロ。ファン以外には無駄パートとしか思えないココも、ファンにとっては一音すら聴き逃せない。16:31~23:00 の鍵盤を叩きまくるメロディは最高だ。そして、バンドが入ってきたところでガッツポーズ。「やっと終わったぁ」なんて微塵も感じない。 また、ピアノソロの空気から戻った後は何か凄く心地いい。土砂降りの空が一気に晴天へ変わったかのように感じる。そしてメインメロ・・・。もう、この感動を言葉でどう表現したらいいか判らない。 ただ・・・ただ・・・終わり方だけは疑問を感じる。もっと何か劇的なラストになっていれば・・・。う~ん、コンセプトが半生だからこれでいいのかもしれないな。うん。納得 (早っ)。
奇跡の名曲。これ以上の芸術性のあるメタル曲がこの世に存在するなら誰か教えてくれ。
評価:94